DISM Host Servicing Processとは?
DISM(正式名称: Deployment Image Servicing and Management)は、重要なシステム更新プログラムをインストールしながら、Windowsイメージファイルのマウント・アンマウントのプロセスを処理します。DISMは、Windowsイメージを安全に展開・マウントするためにバックグラウンドで使用可能なコマンドラインツールです。
ただし、DISM Host Servicing ProcessとDismHost.exeに関しては、いくつかの矛盾する情報があります。Windows OSの重要なコンポーネントであると主張するユーザーがいる一方で、それをマルウェアと見なすウイルス対策プログラムもあります。
筆者の見解では、DismHost.exeはWindows OSの一部とは見なしていません。このファイルのウィンドウや、タスクバーアイコンは表示されません。
さらに、DISM Host Servicing Processは、次のような問題を引き起こす可能性があります。
- マルウェアと見なされる
- Service Host Local Systemのネットワーク制限
- 90~100%に達する高いディスク使用率・CPU使用率
- インターネット帯域幅の消費
DISM Host Servicing ProcessのCPU使用率が高くなるのはよくあることです。次のセクションでは、DISM Host Servicing ProcessのCPU使用率が高くなる問題を解決する方法をご紹介します。
DISM Host Servicing ProcessのCPU使用率が高い場合の解決策
このパートでは、DISM Host Servicing ProcessのCPU使用率やディスク使用率が高くなる問題を解決する方法をご紹介します。
方法1: Superfetchサービスを無効にする
DISM Host Servicing ProcessのCPU使用率が高くなる場合に、Superfetchサービスを無効にするという選択肢があります。
以下のチュートリアルをご覧ください。
- WindowsとRを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- ボックスに「services.msc」と入力し、「OK」をクリックして続行します。
- 「サービス」ウィンドウで、「Superfetch」を見つけ、ダブルクリックします。
- 「プロパティ」ウィンドウでスタートアップの種類を「無効」に設定し、サービスの状態を停止します。
- 「適用」と「OK」をクリックして変更を保存します。

完了したらコンピューターを再起動して、DISM Host Servicing Processの高いCPU使用率が解消されたかどうかを確認します。
方法2: BITサービスを停止する
DISM Host Servicing Processのディスク使用率が高くなる問題に対して、BITサービスを停止するという方法があります。
以下のチュートリアルをご覧ください。
- WindowsとRを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。
- ボックスに「services.msc 」と入力し、「OK」をクリックして続行します。
- ポップアップウィンドウで、「Background Intelligent Transfer Service」を見つけてダブルクリックします。
- スタートアップの種類を「無効」に設定し、サービスの状態を停止します。
- 「適用」と「OK」をクリックして変更を保存します。

完了したらコンピューターを再起動して、DISM Host Servicing Processの高いディスク使用率が解消されたかどうかを確認します。
方法3: マルウェア/ウイルススキャンを実行する
ウイルスやマルウェアプログラムがDismHose.exeファイルをホストとして使用している場合、Windows Defenderはそれを脅威として検出しないため、情報が盗まれハッカーに送信されるおそれがあります。それによって、DISM Host Servicing ProcessのCPU使用率が高くなることがあります。
この場合にDismHost.exeの問題を解決するには、マルウェアスキャンやウイルススキャンを実行します。以下のチュートリアルをご覧ください。
- WindowsとI を同時に押して、設定を開きます。
- ポップアップウィンドウで「更新とセキュリティ 」を選択します。
- 「Windows Defender」→「Windows Defenderセキュリティセンターを開く」をクリックします。
- 次に「ウイルスと脅威の防止」を選択します。
- ポップアップウィンドウで「クイックスキャン」をクリックして続行します。

スキャンの完了後、コンピューターにウイルスやマルウェアがある場合、Windows Defenderがそれを削除します。その後、コンピューターを再起動して、DISM Host Servicing Processの高いCPU使用率が解消されたかどうかを確認します。
方法4: DismHost.exeのアンインストール
前述の通り、DismHost.exeはWindowsオペレーティングシステムのコンポーネントではないため、ウイルス対策プログラムでウイルスやマルウェアと見なされることがよくあります。したがって、DismHost.exeをアンインストールすることで、DISM Host Servicing ProcessのCPU使用率が高い問題を解決できます。
以下のチュートリアルをご覧ください。
- コントロールパネルを開きます。
- 「プログラム」の下にある「プログラムのアンインストール」を選択します
- 対象のプログラムを見つけて右クリックし、「アンインストール」を選択します。
- 次に、C:/Program Filesを開き、「DISM Host Servicing Process」という名前のフォルダを探します。見つからない場合、DismHost.exeは削除されています。
- レジストリエディターを開いて「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「Software」に移動し、DISM Host Servicing Processがそこにある場合は削除します。
すべての手順が完了したらコンピューターを再起動して、DISM Host Servicing Processの高いCPU使用率が解消されたかどうかを確認します。
>>DISM /online /cleanup-image /restorehealth が停止した場合の対処法については、こちらの記事をご覧ください。
最後に
この記事では、DISM Host Servicing Processとは何か、そしてDISM Host Servicing ProcessのCPU使用率が高くなる問題を解決する方法についてご紹介しました。
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