net userコマンドとは
net userは、Windows 11/10/8/7/Vistaで利用可能なコマンドラインツールです。net userコマンドは、Windowsのローカルユーザーアカウントを管理できるコマンドラインユーティリティです。
システムでユーザーを作成、削除、有効化、無効化し、ネットワークユーザーアカウントのパスワードを設定することができます。Windows管理者は、net userコマンドラインツールを使用してユーザーアカウントを追加・変更できます。さらに、ネットワークユーザーアカウント情報を取得したり、ユーザーアカウントを有効・無効にしたり、ホームディレクトリのパスを設定したり、アカウントの有効期限を設定したりすることができます。
net userコマンドの構文
net userコマンドは、以下に示す標準構文に従って記述されます。net userコマンドを使用するには、PCでコマンドプロンプトツールを起動します。
net user [<UserName> {<Password> | *} [<Options>]] [/domain]
net user [<UserName> {<Password> | *} /add [<Options>] [/domain]]
net user [<UserName> [/delete] [/domain]]
net userの適切なパラメータを使用することで、さまざまな機能を実行できます。net userコマンドでは、次のパラメータを使用できます。
- <username> – アクションを実行したいアカウントのユーザー名を指定します。
- <password> – 指定されたユーザーアカウントのパスワードを設定・変更します。* を使用して、パスワードのプロンプトを取得します。
- /domain – ドメインアカウントの管理に使用します。
- /add – 新しいユーザーアカウントを作成します。
- /delete – ユーザーアカウントを削除します。
- /active – ユーザーアカウントを有効化・無効化します。yesまたはnoのオプションを指定します。
- /expire – アカウントの有効期限を設定します。
- /time – ユーザーがログインを許可される時間を指定します。
net userコマンドの例
net userコマンドを使うには、まずコマンドプロンプトを開きます。そのためには、スタートメニューに「cmd」と入力してコマンドプロンプトを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
コマンド1: ユーザーアカウントをすべて一覧表示
「net user」と入力してEnterを押すと、システム内のすべてのユーザーアカウントが一覧表示されます。

コマンド2: 新しいユーザーアカウントを追加
Windows に新しいユーザーアカウントを追加するには、「net user /add ユーザー名」と入力して、Enterを押します。
net userコマンドをもう一度使用することで、新しいユーザーアカウントが作成されたかどうかを確認できます。あるいはコントロールパネルに移動して、「ユーザーアカウント」→「アカウントの種類の変更」を選択します。
コマンド3: 新しいアカウントのパスワードを作成
新しいアカウントにパスワードを割り当てるには、以前作成した新しいアカウント名と作成したいパスワードで「Replace user_name」と「new_password」を入力します。
コマンド4: ユーザーアカウントの有効化・無効化
アカウントを有効化・無効化するには、単に/Active:noを/Active:yesに置き換えます。
コマンド5: 特定のユーザーアカウントを削除
特定のユーザーアカウントを削除するには、「net user /delete ユーザーアカウント名」コマンドを使用します。「ユーザーアカウント名」の部分は、削除したいユーザーアカウント名に置き換えてください。
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